いつも加藤クリニックをご利用いただきありがとうございます。
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの「シルガード®9」について、男性への接種が認められました。
加藤クリニックでも9月下旬より予約、接種を開始いたします。
詳しくは下記をご覧ください。
接種について(シルガード®9の場合)

- 対象年齢:9歳以上
- 接種回数と間隔:
・3回接種(初回接種が15歳以上):1回目のあと、2か月間を空けて、2回目。1回目から6か月を空けて3回目。
・2回接種(初回接種が9歳~15歳未満):1回目のあと、6か月を空けて2回目。 - 接種費用:原則として、男性への公費補助はありません。全額自費での接種となります。
※一部の自治体では独自で補助を行っている場合があります。お住まいの自治体をご確認ください。
加藤クリニックでの実施
- 予約開始:9/22(月)
- 接種開始:9/29(月)
- 予約方法:診療予約サイト(ドクターキューブ)からご予約ください。
→ https://ssc3.doctorqube.com/katocl/ - 接種費用:28,500円/1回につき
※過去に4価ワクチン(ガーダシル®)を接種したことがある方のシルガード®9への交互接種は不可。
HPVワクチンについて

今回、9価ワクチンが接種できるようになったことで、
より多くの種類のヒトパピローマウイルスに対して予防できることになります。
HPVワクチンは「子宮頸がんワクチン」とも言われていますが、
ヒトパピローマウイルスは子宮頸がん以外にも、尖圭コンジローマ(性感染症)、中咽頭がん、肛門がん、陰茎がんの原因にもなるものです。
男性にも決して無関係なものではありません。
そして、感染経路は性交渉ですので、自分が感染しないことだけではなく、パートナーを感染から守ることにも繋がります。
HPVワクチンを接種すると、接種部位の一時的な痛みや赤み、腫れなどが起こることがあります。
まれに、重篤なアレルギー症状や神経症状をきたすことがあります。
かつて、接種後の副反応として様々な症状をきたし、接種の推奨を止めていた時期もありますが、研究の結果、確実な因果関係が認められないとして、公的な接種が再開された経緯があります。
ワクチンについて調べる場合は、公的機関や日本産科婦人科学会など科学的根拠に基づく確かな情報を参考にしてください。
下記の参考リンクをご参照ください。
参考リンク
※子宮頸がんについての記述が多いですが、ワクチンやヒトパピローマウイルスについても詳しく書かれていますので参考になるかと思います。
HPVワクチンに関するQ&A(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_qa.html
9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html
子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために(日本産科婦人科学会)
https://www.jsog.or.jp/citizen/5765/
もっと知りたい 子宮頸がん予防(MSD)
https://www.shikyukeigan-yobo.jp/