用語の説明
遺残卵胞(いざんらんぽう)とは、前周期で排卵も消失もせずに残った卵胞のことを言います。
h2 class=”md”>原因
通常の生理周期では卵巣内で小さな卵胞が複数つくられ、そのうち一番大きく成長した卵胞が排卵します。それ以外の卵胞は自然に閉鎖卵胞として吸収され無くなるのが通常の流れです。しかしこの遺残卵胞は何かしらの要因により閉鎖卵胞が卵巣内に残ってしまうのです。
検査・診断方法
生理3日目~5日目頃に経膣超音波で卵巣内を確認します。遺残卵胞がある場合は10mm 以上の卵胞が残っており、採血でエストラジオール(E2)値が高値であれば遺残卵胞と判断できます。
治療方法
遺残卵胞は新しく出来る卵胞の成長を阻害してしまい採卵キャンセル率や胚移植のキャンセル率が高くなってしまうため注意が必要です。