産後ケア事業 | 埼玉県さいたま市浦和区 産婦人科の加藤クリニック

産後ケア事業とは、自治体が行う、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行う事業のひとつです。さいたま市はもちろん、埼玉県内をはじめとした多くの自治体で「産後ケア事業」が行われており、最近では民間でも同様のサービスを提供するところが増えています。

産後、サポートが少ない方、育児に関する手技に不安のある方、休養が必要な方などを対象に、保健師や助産師、産婦人科施設などが連携し、産婦さんのニーズに合わせたサポートを行います。

これまで加藤クリニックでは、埼玉県さいたま市と連携し、患者様たちのサポートを行ってきました。浦和区を中心に、さいたま市に住所のある多くの患者様にご利用いただいています。現在は、当院出産以外の方もご利用いただけるよう間口を広げ、埼玉県さいたま市、戸田市、蕨市と連携を行っています。

埼玉県やさいたま市、戸田市、蕨市などで実施している産後ケア事業には「訪問型」「デイサービス型」「宿泊型」の3つの形態があり、これらを組み合わせて最大7回（日）まで利用できます。

「デイサービス型」と「宿泊型」は、連携する産婦人科施設や助産施設で行っており、施設ごとに利用条件を設けていることが多くあります。訪問型では、自治体の助産師が利用者のご自宅を訪問し、育児や体調に関するサポートを行います。

産後ケア事業を利用したい場合は、妊娠28週から各自治体の電子申請サービスや妊娠出産支援窓口から申し込みが可能です。利用時の自己負担額は自治体によって異なりますので、詳しくは各自治体のホームページをご確認ください。

＜自己負担額＞

産婦人科施設（クリニック、助産院など）が主体となって行うものや、産後ケアをマネジメントする企業がホテルやクリニックなどと提携して行うものなどがあります。これらは施設の所在地や産婦さんの居住地に関係なく利用することができ、基本的な育児支援のほか、エステや豪華な食事などのサービスを提供している施設もあります。
民間で行われるものは公的事業とは異なり費用の補助がなく、宿泊利用で10万円を超える施設もあるため、ご自身が受けたいサポートやサービスと費用のバランスを検討する必要があるかもしれません。

患者様と助産師でケアの内容を相談し、支援計画を立てます。授乳や沐浴の指導、赤ちゃんの体重増加や発育の確認、赤ちゃんを新生児室でお預かりして利用者様には休息していただくなど、ご希望に合わせたケアを実施します。日頃お困りのことなどがあれば、遠慮なく助産師にお話しください。なお、休息目的の方は原則として連泊はお断りしており、1泊2日までとなります。